4/15にオープンし、猫カフェ「きゃりこ」さんが運営し、むさしの地域猫の会の保護猫たちが里親さんを探していた保護猫カフェ「calico+むさしの店」が6/15で閉店します。
お店の猫たちは閉店後、預かりボランティアさんのお宅に移動し、引き続き里親さんを探します。
約2ヶ月間で、3匹の子に家族ができました。そして残念ながら、2匹の子が亡くなりました。
今回閉店にさせていただいた理由はこちらです。
・人と生活することが基本の純血種と違い、元ノラ猫である猫たち、特に成猫は、人の存在自体がストレスになります。
・部屋の構造が猫カフェ仕様であり譲渡前提となっていなかったために、譲渡数が伸びず、猫たちがカフェに居続ける結果となってしまい、猫たちはストレスから解放されません。
・休養日のない連日営業ではそのストレスが減る機会がありません。
・子猫の場合、上記のストレスは軽減されると思いますが、譲渡会に出すほうが負担も少なく早いためカフェに入れる必要性がありませんでした。
・「保護猫カフェ」の入場料としては、フリータイムでも1500~2000円は高額なので、普通に猫と遊びたいお客さまの集客が見込めず、売上は伸びません。
このような理由から、お店を存続させるほどのノルマを達成できないし、今後も望めないのが現実でした。
駅前の広い店舗を借りて営業を続けるためには売上が必要であり、
そのためにはお客さんを入れないといけませんが、そうすると猫たちに負担がかかりました。
保護猫たちをしあわせにすることが目的の場所で、猫たちに負担がかかってしまっては意味がありません。
2ヶ月間の間にいろいろなことが起こり、FIP(猫伝染性腹膜炎)で2匹が亡くなりました。
結果、これ以上保護猫カフェを続けるわけにはいかない、という結論になりました。
むさしの地域猫の会にはこれまでシェルターのようなものがなく、
知識不足・経験不足が大きかったための結果と思います。
活動を広げる場を提供していただいたきゃりこさんには感謝しております。
そして、応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
<お願い>
お店の子たちの預かりボランティアをしてくださる方を募集中です。
この時期は子猫の保護も増え、預かり先は不足している状態です。
お店にきたことがあり、是非この子を、という預かりさんがいらっしゃればお願いしたいです。
お問い合わせは 西村 までお願いします。
070-6960-2828
musashinocat@gmail.com
むさしの地域猫の会
ここのスタッフとして働いてきた西村の個人的な意見はブログに書いています。
あくまでも個人的な意見ですのでご了承ください。