★地域猫ってどんな猫?

耳先カットは地域猫のしるし。

地域猫たちは、不妊・去勢手術を終えた印として、耳先にVカットなどの印を入れています。最近では“さくらみみ”とも呼ばれています。

※カット方法などは地域によって異なりますが、右耳カットは男の子、左耳カットは女の子です。

一般的に「地域猫」というのは、不妊・去勢手術を施され、地域のみなさんでお世話・管理されている猫たちのことです。

もともとはノラ猫だった猫を、地域のボランティアさんや住民の方たちで不妊・去勢手術をして、毎日のご飯をもらい、管理されている、そんな猫たちです。

外でのんびり暮らしている猫を捕まえて、手術をして、耳をカットするなんて、かわいそう!

そんな風に思いますか?

外でのんびり自由に暮らしている猫たちは、一見幸せそうに見えるかもしれません。でも実際はとても過酷な生活をしています。

飢え、不衛生な食事や水、暑さや寒さ、事故や病気、虐待などと毎日たたかっています。

飼い猫の寿命が15年程なのに対して、ノラ猫の寿命は3~4年と言われていることからもその過酷さがわかります。

そして、そんな猫たちから生まれる子猫が生きていける確率はとても低いものです。1匹の母猫から生まれる子猫は4~5匹ですが、生き残るのはだいたい1~2匹。生き残った子猫も、保健所や愛護センターに連れていかれたりと、毎日たくさんの命が奪われています。保健所やセンターで殺処分される猫の大半が、産まれたばかりの子猫なのです。

そんな猫たちをこれ以上増やさないためにも、地域猫活動の核となるTNR活動が大切です。

 

★TNRってなんのこと?

TNR活動とは、

T=Trap 捕獲

N=Neuter 不妊・去勢手術をして

R=Return 元の場所に戻す

という、地域猫活動の核となる活動です。

 

不妊・去勢手術を終えた猫は、これ以上子猫を生まなくなります。発情や出産のストレスからも解放され、ケンカもしなくなり、エイズや白血病など感染症の予防にもなります。そして地域猫として毎日きちんとご飯をもらい、管理されれば、一代限りの命を穏やかに過ごすことができます。

これを継続していけば、TNR活動を行っている地域からは緩やかに飼い主のいない猫たちが減っていき、きちんと飼い主さんに飼われている幸せな飼い猫だけになる。それがわたしたちが望んでいることです。

 武蔵野市は2026年で活動20年目になります。現在、市内ではほとんど子猫が生まれなくなり、地域猫の数もずいぶんと減りました。

どうして「地域猫活動」が必要なの?

世の中には、猫が好きな人も、嫌いな人もいますよね。

 

【野良猫を苦手と感じる人】

●家の敷地内にフンやオシッコをされる

●敷地内で子猫を産んでしまった

●さかりやケンカの鳴き声がうるさい

●餌をあげる人のマナーが悪い

野良猫はいない方がいい

 

【野良猫を助けたいと感じる人】

●お腹いっぱい食べさせてあげたい

●不妊・去勢手術をしたいけど捕まらない

●餌を与えているだけで文句を言われる

●猫が外で暮らすのはかわいそう

かわいそうな野良猫はいない方がいい

 

つまり、どちらの人も思っているのは、

野良猫はいない方がいい」ということなのです。

 

そこで問題解決方法として日本全国で進められている方法が

猫を排除するのではなく、

①猫の問題を地域の問題として捉え

②猫も命あるものだという考え方で

③地域にお住まいの皆さんの理解と協力の元に

「地域で猫を適正に管理しながら共生していく」いうものです。

 

★具体策として・・・

①不妊・去勢手術をする

 ●猫がこれ以上増えない

 ●マーキングの臭いが軽減される

 ●オス猫がケンカをしなくなり、独特のケンカや発情期の鳴き声がなくなる

 ●猫にとっても、発情期や出産のストレスがなくなり、感染症が蔓延するのを防ぐことができる

 ※猫は1回の交尾で100%妊娠し、年2~3回出産し、1回に4~5匹産みます。

②適正な給餌をする

 ●ご飯を置きっぱなしにしない

 ●ご飯をあげ終えたらすぐに入れ物を片付ける

 ●周囲の環境に配慮する

 ●ついでに周囲の清掃などをする

③フン尿対策をとる

 ●フンの回収

 ●地域猫用トイレの設置

 このやり方を「地域猫活動」といいます。

 

捕獲の方法や捕獲器の貸出、地域猫活動の取り組み方など、ご相談に応じます。

まずは地域の行政、または地域猫活動を行っているボランティアにご相談ください。